12月の一皿とワイン。

師走の候、寒さが増すにつれ年の瀬がじわりじわりと近づいてきます、
皆様におかれましても毎日繁忙な日々をお過ごしかと思います。
12月はホリデーシーズン。忙しい日々の中でもどこかワクワクさせてくれる月。
皆様のワクワクに我々アロマフレスカも、
ハレのイタリアンとして一役買えれば幸いでございます。
今月はそんな季節に食べたい、ほっこり温かな煮込み料理を紹介いたします。
『牛頬肉の赤ワイン煮込み フォンティーナチーズのフォンドゥータ
ホクホクの百合根と冬のトリュフの香り』
赤ワインと香味野菜、ハーブのみでじっくりと煮込んだ牛頬肉。
赤ワインの濃厚さと酸味をしっかりと残した、
素朴ながらも上品な味わいに仕上げました。
添えるのはチーズフォンデュなどに使われる
ヴァッレ・ダオスタ産チーズ「フォンティーナ」をクリームで溶かしたソース。
牛頬の濃縮した赤ワイン煮込とフォンデュソースとのマリアージュ、
さらに冬のトリュフの贅沢な香りをプラスした一品、
是非お召し上がりください。
今年最後の月もどうぞよろしくお願いいたします。
Chef, EGUCHI
今回のワインは、
フィレンツェの南80キロにある美しい街アレッツォ近郊の
広大なリゾート「Il Borro」で
イタリアの老舗ファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ」が手がける
2015 "Il Borro" , Il Borro マグナムボトル
をご紹介します。
メルローを主体にカベルネソーヴィニョンとシラーのブレンド。
最良年でしかもゆっくりと熟成するマグナムボトル、
10年を経て味わいも角がとれ丸みがでてきた印象、
新樽のニュアンスもなじみ、伸びやかな酸も特徴で
味わいのバランスはさすがとしか言いようがありません。
同じ年の全く同じ造りのワインでも
瓶の大きさで味わいがこうも変わるのかと
マグナムボトルを扱う際はいつもそう感じます。
寒さが増してきた今日この頃
「牛肉の煮込みに上質な赤ワイン」
癒される王道の組み合わせ、是非お愉しみください。
今月も
皆様のご来店を心よりお待ちしております!!
Sommelier, TABUCI

