1月の一皿とワイン。

厳寒の候、寒さも一段と厳しくなり、
頬に当たる風は突き刺すように鋭くなりました。
そんな冷たい風に晒されることで旨さを増していく冬の野菜たち。
今月はそんな力強い野菜の甘さやうまさを卵でぎゅっと閉じ込めた、
そんなお魚料理をご紹介します。
『寒鰆のしっとりロースト
白いんげん豆と縮みホウレン草の卵とじ風インツィミーノ』
脂の乗った鰆を皮はパリッと、身はしっとりとローストに。
玉ねぎ、トマト、白いんげん豆そして
冬の寒い時期にしか出回らない縮みほうれん草を、
余分なものを加えずじっくり丁寧に煮込んだスープ。
滋味深く、冬の寒さの中でもほっと一息つけるそんな味。
仕上げに溶き卵でまろやかさとコクをプラスしおいしさと完成度を一段上に
ホロホロとした鰆を崩しながらスープに絡めて食べればそこはもうイタリア。
今月も是非お召し上がりください。
Chef, EGUCHI
今回のワインは、
南イタリアカンパーニャ州、ヴェスビオ火山から内陸に入った
イルピニア地方の自然派白ワイン
2020 Fiano "Cupo", Pietracupa
をご紹介します。
モンテフレダ-ネ地区のクリュで
古いクローンの木から少ない収穫量で
最良年しか造られない貴重なワイン。
長くゆっくり発酵させ、マセラシオンも1か月以上と長く
そして大樽で30ヶ月以上シュールリーと収穫してから出荷まで3年以上と
余計な手は加えず葡萄の本来のポテンシャルを存分に引出し
ピュアでありながら力強さも兼ね備えた白ワインです。
脂のった旬の寒鰆。
皮目は香ばしく焼き上げ、身はしっとりと仕上げ
縮みホウレン草と豆の旨味が加わった一皿に
葡萄本来の旨味とミネラル感が相まって、
ほっこりなれる組み合わせです、是非お愉しみください。
本年も
皆様のご来店を心よりお待ちしております!!
Sommelier, TABUCI

